バングラデシュの医療課題に挑む
SHIP INTERNATIONAL HOSPITAL(SIH)
当社グループでは、これまで培ってきたトータルパックプロデュース のスキルやノウハウを、海外の医療現場でも活かす取組みを始めています。
2022年にバングラデシュの首都ダッカに開設したSIHは、当社グループが手掛ける海外病院運営の第1号案件です。著しい経済成長を遂げはじめたバングラデシュでは、がん、循環器·呼吸器疾患、糖尿病などの非感染性疾患が死亡要因の7割を占めるまでに深刻化しています。こうした事情も踏まえ、SIHでは血管性疾患と周産期医療、急性外傷といった領域にフォーカスして最新の設備と技術を導入。内科や外科、救急や産婦人科を含め、現在では16の診療科を揃えて地域医療を支えています。
医療サービスの向上はバングラデシュ政府が掲げる重要な政策であり、日本政府も医療の国際展開を国策として掲げています。こうした両国の思いを受け継ぐ形で、当社グループはバングラデシュ側のパートナー、国際協力機構(JICA)とともに、共同出資事業としてSIHの運営にあたっています。当社グループでは今後も、SIHでの取組みを通じて、バングラデシュの人々の健康維持に貢献していく考えです。