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会長メッセージ

人々がより良く生きるために、これからも至誠を貫く

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代表取締役会長

古川國久

 「生命」の大切さに思いを寄せること―シップヘルスケアグループの経営において、私が最も大切にしていることが、ここにあります。幼い頃に両親を亡くしたこともあり、「生命」に対する思いは人一倍強いのかもしれません。私たちはこれまで、かけがえのない「生命」を守るための仕事と向き合ってきました。それは、これからも変わることはありません。
 「SHIP」という理念は創業当時、どのような会社にしたいか、仲間と夜な夜な議論して出てきた言葉です。Sincere(誠実な心)、Humanity (「情」の心)、Innovation (革新者の気概)、PartnerSHIP (パートナーシップ精神)の頭文字であり、荒波にも怯むことなく漕ぎ出していく船 (SHIP)の意味にも通じます。幼い頃、親から学んだ山田方谷の「至誠惻怛」の精神もまた私の信念であり、この理念の底流に流れています。
 私はこれまで、迷いのある時は、常にこの「信念に基づく理念」に立ち返り、企業としての判断に役立ててきました。もちろん、私一人でできることは限られます。「仲間」とともに難局を乗り切ることの大切さも、身に沁みて感じています。

 60年間、私は日本の医療業界に身を置き、その動きをつぶさに捉えてきました。このように長期にわたり、自分の目で医療の移り変わりを見てきたという人間は、そう多くはありません。この振り返りができることは、とても幸せです。医療を取り巻く環境は60年で大きく変わりました。技術は大きく進化した一方で、多くの過ちもあったと思います。日本では少子高齢化が加速し、それはこれからも続いていきます。次の世代をより良くするために、子どもたちには「正しく生きる」ことの大切さをしっかり教えていく必要があります。そのためには、企業、行政、政治、そして社会も変わらなければなりません。

 社会をより良くするために、当社グループはこれからも社会に存在し続ける必要があります。そのために、社員と心を一つにすることが大切です。時には厳しく接することもありますが、社員には常に愛情をもって接しているつもりです。最近では、GCP (ガバナンス、コンプライアンス、ポートフォリオ) を踏まえることの大切さを説いて回っています。規則を重んじ、健全な判断のもと、事業を通じて私たちができることをしっかり自覚することが大切です。
 何よりも大切な「生命を守る」ために、私はこれからも、できる限りのことをします。医療はもちろん、健康な暮らしに欠かせない公園の整備など、人々がより良く生きる(Well-Being)ために、これからも至誠を貫く考えです。

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