サステナビリティの取組み事例
最先端のがん治療施設を支える
大阪重粒子線センター
大阪重粒子線センターは、全国で6番目、民間主導の民設·民営の重粒子線がん治療施設としては国内初の施設として誕生しました。2018年の開院·治療開始以来、国内外の多くの患者様の治療にあたり、2024年3月末までに、前立腺がんの患者様をはじめとして、延べ4,198人と多くの患者様の治療を行ってきた実績があります。「重粒子線」は粒子の質量が大きく、X線や陽子線など他の放射線治療に比べて体内の線量分布に優れています。重粒子線を使ったがん治療は、体へのダメージを最小限に抑えられるほか、照射による痛みも伴わないために入院も不要で、患者様のQOL維持にも優れているとも言われています。
重粒子線治療施設に関し、当社グループでは2013年に大阪府立病院機構の「重粒子線がん治療施設整備運営事業民間事業者」として指名されるなど、これまで重粒子線がん治療施設の開設や運営に関するノウハウを蓄積してきました。大阪重粒子線センターに関しても、その開設から日々の施設運営に至るまで、総合的なサービスを提供してきました。これからも、最先端のがん治療施設の運営支援を通じて、がんと闘う患者様の力になりたいと考えています。